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2024/02/01 更新

サンコー(SUNCO)~老舗鞄メーカー、スーツケースモデルのパイオニア

明治26年(1893)創業の老舗鞄メーカーで、今日あるスーツケースの【原型】となるようなモデルを、先駆けて製造してきたパイオニア的存在。価格を抑えた高機能なスーツケースが強み。
目次
  • サンコーについて
  • サンコー製スーツケースの特徴
  • サンコーの売れ筋・人気スーツケースモデル
  • ポイントまとめ

サンコーについて

明治26年(1893)創業の老舗鞄メーカー。私が知っている日本最古の鞄メーカーは、明治7年(1874)創業の銀座タニザワ、文政7年(1824)創業のエンドー鞄株式会社くらいなので、サンコー鞄株式会社も相当古くから鞄製造業を始めていることが分かります。

一言に「鞄(かばん)」といっても、ポーチ、ボストンバッグ、トランクケースと幅広い種類がありますが、サンコー鞄株式会社は私たち海外旅行者のためのスーツケース製造販売を主軸としているメーカーです。スーツケースのことを知り尽くしたプロフェッショナル集団が作るスーツケースなので、高い信頼性と安心感を持って購入することができます。

1960年代には、現代ハードスーツケースの原型となる「アルミフレームとABS樹脂ボディ」のスーツケース製造を開始。また、日本人の体型に合わせて縦型に4輪キャスターを取り付けるなど、私たちが現在目にしているスーツケースモデルのパイオニア的な役割を果たしています。日本で初めてTSAロックシステムを採用したのもサンコー鞄株式会社で、まさに日本のスーツケース業界を牽引してきた歴史があります。

サンコー鞄株式会社のポリシーとして、「宣伝広告費にお金を使と製品価格に跳ね返ってしまうので極力行わない」といった方針があり、職人気質な面も感じさせられます。好感が持てますよね、こういうスタイルは。

スーパーライト MGC シリーズ
スーパーライト MGC シリーズ

サンコー鞄株式会社は、2022年11月に惜しまれつつ廃業となりました。事業譲渡という形ではありませんが、老舗カバンメーカーのマツモトが販売を引き継ぐようです。

これもコロナ禍の影響でしょうか。今後の動向もしばらく見守っていきたいと思います。

基本情報

ブランド サンコー
会社 サンコー鞄株式会社
日本
創業・設立 1893年
タイプ ハードタイプ ロゴソフトタイプ ロゴ
予算目安 43,000円
  • ハードタイプ ロゴ ハードタイプ
  • ソフトタイプ ロゴ ソフトタイプ
予算目安について
  • おおよそ8割方の製品が購入可能な予算目安(円)になります。
  • ボディ素材やモデルによって価格幅があります。中でもアルミニウム合金製のスーツケースは価格が高くなる傾向にあります。
  • 純粋に価格だけを見れば、公式ショップよりも楽天市場等ネットショップの方が安く購入できます。
サンコーを探す
  • レビューの件数が多い」順に並び替えている場合、検索結果が最適化されないこともあります。
  • 楽天は「バッグ・小物・ブランド雑貨」で検索すると、ジャンルの絞り込みができます。

サンコー製スーツケースの特徴

サンコー製スーツケースの特徴や、選び方のポイントなどについて。

品質・使い心地・価格を高次元で実現

スーツケースの善し悪しを決める指標には、丈夫なキャスター、収納力、本体の軽量性、使い心地、耐久性、堅牢性、デザイン、価格など、様々な要素があります。サンコーのスーツケースはそれを高次元で実現しており、スーツケース選びで失敗したくない人にピッタリの機能性を備えています。さすがスーツケースメーカーの老舗だけあって、品質に関してはかなり研究し尽されていると感じます。特に「スーパーライト MGC シリーズ」は超軽量かつ耐久性もあり、HINOMOTO製キャスター、TSAロック、抗菌加工された多段階式キャリーハンドル、3万円で購入できる手軽さと、非の打ちどころのない機能性を備えています。

スーパーライト MGC

ソフトスーツケースがかなり安い!

ハードスーツケースの価格帯が2~3万円であるのに対し、ソフトスーツケースは1~2万円で購入できます。ハードタイプ・ソフトタイプでここまで明確に価格差が生じているメーカーは珍しい。中でも「フィノキシー(finoxy)」シリーズは、No.1の人気を誇るソフトスーツケースです。(2022年の販売引継ぎを経て、現在は取り扱っていないようです

OKOBAN(遺失物発見連絡サービス)

日本ではまだそれほど普及が進んでいないOKOBANを、日本で初めて導入したのがサンコーです。OKOBANとは、TSAロックで有名なTravel Sentry社が管理する遺失物発見連絡サービスのことです。製品を特定する12桁の固有ID(UID)を予めOKOBAN専用サイトに登録しておけば、ロストバゲージの際にもスーツケースが所有者の所に戻ってくる可能性を高めることができます。

OKOBAN

サンコーの売れ筋・人気スーツケースモデル

サンコーのスーツケースにはハードタイプ、ソフトタイプがあります。ハードタイプでは、軽量性をとことん追求した「スーパーライト MGC シリーズ」が人気です。ソフトタイプでは、1万円台で購入できる軽量モデル「フィノキシー ZERO」が人気ですが、現在は取り扱っていないようです。

ハードタイプ

スーパーライト MGC2
スーパーライト MGC2

「極軽」のスーパーライトシリーズ新作。「サンコー鞄」のノウハウ・監修のもと生産された新モデル。ポリカーボネートのもつ軽量性・耐久性に加え、クッション性の素材を挟み込むことで耐久性を高めた特殊3層樹脂(HTポリカ)。キャリーハンドルには抗菌加工が施されており、日本で初めての抗菌ハンドルとして注目。

主な機能
  • HTポリカ(独自樹脂)
  • フレーム式
  • 4輪
  • 静音キャスター(日乃本錠前と三菱ケミカルの共同開発Lisof)
  • キャリーハンドル(多段階調節・抗菌ハンドル)
  • TSAロック
  • 詳細スペックに関しては正確な記載を心掛けていますが、万が一記載間違いがある可能性もあるため、購入先ショップでもう一度確認するようにしてください。

ポイントまとめ

  • 品質・使い心地・価格を高次元で実現している老舗メーカーブランド。特に「スーパーライト MGC」は、非の打ちどころのない機能性を備えています。
  • 現代ハードスーツケースの原型を作る、OKOBANを日本で最初に導入するなど、幾つかの分野で先鋭的役割を果たしています。
  • 価格が安く、ハードタイプで2~3万円、ソフトタイプは1~2万円で購入することができます。
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