世界的にも有名なイタリアのスーツケースブランド。
ジョバンニ・ロンカート氏によって創業したロンカートは、旅行者のニーズに応えた革新的なスーツケースを作りを続けることで、旅行者の支持と世界的シェアを拡大してきました。ロンカート氏の父が旅行ケース製造に携わっていた経緯から、ロンカート氏自身も少年期から旅行ケース製造の手伝いをしていました。その頃から培われた豊富な知識と経験によって、イタリア国内の旅行ケース業界を牽引するのはもちろんのこと、世界50ヵ国以上で取り扱われるほど巨大な販売網を誇るスーツケースブランドに成長しています。
スーツケースの軽量化に重点を置きつつも、耐久性やデザイン性に優れたモデルを提供。ハードタイプのスーツケースは軽量化にこだわった素材を使用。従来の金属フレームではなく、ポリプロピレン(合成樹脂)を使用することにより軽量化と耐久性の両立を実現しています。機能面においても、丸洗いできる内装構造(Uno Zslシリーズ)にするなど旅行使用者のこと考えたアイデアが盛り込まれています。
Uno Zsl Premium2.0
ブランド | ロンカート |
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会社 | RONCATO |
国 | イタリア |
創業 | 1950年代 |
タイプ | ![]() ![]() |
予算目安 | 40,000円 |
ロンカート製スーツケースの特徴や、選び方のポイントなどについて。
ハードスーツケースの軽量化に重点を置き、ボディ素材にはポリカーボネート(合成樹脂)、フレーム部分にはポリプロピレン(合成樹脂)を採用した超軽量モデルを生み出しています。フレームには金属を用いるのが一般的ですが、既成概念にこだわわらない合理性重視のスーツケース作りが見受けられます。ポリプロピレンは合成樹脂の中でも軽量かつ耐久性に優れており、自動車部品や医療品にも用いられている素材です。
耐久性を高める方法には、素材選びや加工方式があります。リブ構造は、平坦なボディに起伏のある平行ラインをつけることで歪みや外部衝撃に対する耐久性を高める構造で、スーツケースをはじめ工業製品にも広く用いられています。ロンカートでもリブ構造を取り入れており、人気モデルの「Uno」シリーズには特徴的な平行ラインを見ることができます。
ボディ表面には無数の凹凸が加工されています。ダイアモンド・チップ加工とも呼ばれているようですが、マット加工やシボ加工と原理は同じだと思います。ボディ表面にある無数の凹凸が汚れや傷を付きにくくしてくれるため、長く愛用しても見た目の劣化が目立ちにくいという利点があります。この辺も合理性重視な印象を受けますね。
ロンカート史上最強の耐久性と軽さを誇る「We Are」には、表裏両面にエレメント(かみ合わせ部分)が付いたダブルファスナーが採用されています。通常のファスナーの2.5倍の強度があり、ペン先や鋭利な刃物によるこじ開けに対する防犯性が強化されています。
また雨水もしみ込みにくく耐雨性にも富む。
ロンカートのスーツケースにはハードタイプとソフトタイプがありますが、日本で圧倒的に流通しているのはハードタイプです。近年ロンカート史上最強の耐久性と軽さを誇る「We Are」が登場し、人気モデルとなっています。また「Uno」シリーズが有名で、内装が丸洗いできるよう設計されているので、綺麗なまま利用し続けることができます。