日本が誇る鞄メーカー「エース株式会社」による自社ブランド。
プロテカのコンセプトは「ACROSS THE UNIVERSE」。直訳は「世界を渡る」とかそういった意味合いですが、創業期より世界を見据えて成長してきたエース株式会社の旅行鞄に対する思いや熱意を感じ取ることができます。プロテカのスーツケースも「ACROSS THE UNIVERSE」のコンセプトのもと、世界水準の品質と使い心地を追求した製品ラインナップを見ることができます。
日本製(MADE IN JAPAN)にこだわり、製品は北海道の赤平工場で作られています。日本人の職人が日本で作るからこそ生み出せる「高い品質」「高い機能性」がそこにあります。
静音性を追求して誕生した「サイレントキャスター®」、左右どちらからでも開閉できる「デュアルオープンシステム」、上下左右360°から開閉できる「360°オープンシステム」といった画期的なアイデアが詰め込まれたモデルのほか、夜間の走行をサポートする「LEDライト発光(電池不要)」など日本人が持つ細かな心遣いが感じられる機能もあります。
マックスパス 3
母体となっているエース株式会社は、日本屈指の鞄メーカーであり、国内外に関連会社を抱える大手企業です。アメリカの有名鞄メーカーであるサムソナイトとライセンス契約を結び、ゼロハリバートン社の買収、中国市場への進出など、世界的にも名の知れた大企業へと成長しています。
また、エース株式会社は徹底した品質管理テストを行っていることでも有名です。専門の研究チーム「エース品質管理研究所(A.T.I.)」を組織し、品質管理や性能テスト、構造研究に日々取り組んでいます。
エース株式会社には、プロテカ、エース、ワールドトラベラーといった自社ブランドが複数ありますが、主力となっているのはプロテカやエースです。それぞれにブランドコンセプトがあり、ブランド間で差別化を図っています。個人的イメージでは、プロテカはスーツケース(トロリーケース)に特化した専門ブランドで、エースはスーツケースほかリュックやショルダーバッグなど旅行用カバン、ビジネスバッグなど幅広く取り扱っているブランドといった印象です。
(最近はハント/HaNTというブランドも人気です)
ブランド | プロテカ |
---|---|
会社 | エース株式会社 |
国 | 日本 |
創業 | 1940年 |
タイプ | ![]() ![]() |
予算目安 | 70,000円 |
プロテカ製スーツケースの特徴や、選び方のポイントなどについて。
「MADE IN JAPAN」であるからこその強み。
革新的なアイデアを生み出す最初の一歩は、徹底的に物事を「観察する」ことから始まります。スーツケースのことを熟知し、毎日のように観察・構造研究を行っているプロテカには、様々な独自技術や革新的アイデアの詰まった製品が生まれています。
この他にも、人間工学や構造研究から生み出されたアイデア溢れるスーツケースに出会えます。「ここまで研究するのか!?」とある種の感動を覚えること間違いなしです。
プロテカのスーツケースには様々なモデルがありますが、それぞれにコンセプトが設けられているので、自分の求めるニーズを叶えてくれるスーツケースにきっと出会えると思います。「開閉をテーマとしたモデル」「容量をテーマとしたモデル」「軽量さをテーマとしたモデル」「機動性をテーマとしたモデル」「デザインをテーマとしたモデル」「内部保護性をテーマとしたモデル」など様々あります。
エース株式会社は徹底した品質管理テストを行っています。専門の研究チーム「エース品質管理研究所(A.T.I.)」を組織し、品質管理や性能テスト、構造研究に日々取り組んでいます。落下衝撃テストやキャスター走行テストのほか、耐湿テストや温度サイクルテストなど、想定される環境変化への影響テストも実施しています。
機能面だけでなく、デザインへのこだわりも見て取れます。世界的デザイナーの佐藤オオキをクリエイティブディレクターとして迎え入れ、プロテカのブランドイメージを創り出しています。「シンプルでありながら美しく、洗練されたデザイン」、そんなコンセプトを持ってデザイン形成がされています。
プロテカの保証期間は3年間です。10年保証のメーカーも存在する中「あれ、意外に短くない?」と思われる方も居るかもしれませんが、保証内容をよく見てみましょう。通常、メーカーの保証内容には、航空会社による移動破損が含まれません。「スーツケースを航空会社に預けていざ現地に到着したら、航空職員の手荒な荷降ろし等でボディやキャスター部分が破損していた」なんてことは結構あります。
プロテカの保証制度が凄いところは、この航空会社による移動破損も対象になるという点にあります。さらに、保証期間中であれば何度でも無償修理が受けられるのです。これほど保証制度が手厚いメーカーは他にないのでは。
プロテカのスーツケースには、ハードタイプ(ハードラゲージ)、ソフトタイプ(ソフトラゲージ)があります。ハードラゲージで人気なのは、機内持ち込みサイズで最大容量を目指したモデル「マックスパス 3」や、先述の360°開閉可能な「360T」といった製品が人気です。ソフトラゲージでは、徹底的に軽量化を目指した「エセリア」が人気で、最軽量モデルは驚異の1.3㎏。