世界トップクラスのシェアを誇る(世界第1位)、アメリカのスーツケースブランド。創業が1910年と古く、100年以上の歴史をもつ老舗ブランドです。
アメリカのコロラド州デンバーを拠点にトランク・旅行カバン製造を始めたのがサムソナイトの前身で、時代とともに顧客ニーズに応えた製品を送り出してきた歴史があります。サムソナイトが歩んだ100年間は、ちょうど航空技術が発展して海外旅行に出掛ける旅行者が急増していった時代です。はじめは限られた裕福層にのみ馴染みが深かった海外旅行ですが、時代とともに大衆にまで浸透していきました。
旅行者が裕福層中心であった時代には頑丈で高品質な製品を提供し、より大衆化するにつれて世界初の軽量スーツケースやキャスター付きスーツケースを発表するなど、常に変化する顧客ニーズに柔軟に対応してきました。それが高く評価され、今日では世界有数のスーツケースブランドへと飛躍するに至っています。
シーライト(コスモライト後継機)
ブランド | サムソナイト |
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会社 | Samsonite International S.A. |
国 | アメリカ |
創業 | 1910年 |
タイプ | ![]() ![]() |
予算目安 | 80,000円 |
サムソナイト製スーツケースの特徴や、選び方のポイントなどについて。
どのスーツケースメーカーも軽量化と耐久性の両立を目指すことは共通目標ではありますが、サムソナイトのスーツケースには特にこの「軽量化と耐久性の両立」にこだわった製品開発を見て取ることができます。
特許素材の「Curv®」は、合成樹脂のポリプロピレンを薄いシート状にのばし、何層も重ねて編みこませることで軽量性と衝撃に対する高い耐久性を実現しています。人気のコスモライトシリーズ(現シーライト)の最軽量タイプ「シーライト スピナー55」は、その重量が2.1㎏と驚異の軽さを誇ります。加えて耐久性や耐寒性、耐雨性にも優れている最強の軽量スーツケースといえます。
片手でもラクに動かすことができるため、手荷物移動時の煩わしさや疲労ストレスを軽減してくれます。ちなみに「55」という数字は高さ(㎝)を示しており、スピナー55であれば機内に持ち込み可能なサイズになります。
シーライトなどサムソナイトを代表するモデルには貝殻のような流線形デザインが型取られています。これは貝殻の頑丈さから発想を得ているとされ、凹凸のリブ構造が歪みや外部衝撃に対する耐久性を高めてくれています。この流線形デザインは、サムソナイト製品の特徴的なデザインのひとつにもなっています。
モノチューブハンドルと呼ばれる独特のハンドルは、チューブ(支柱)を1本にすることでさらなる軽量化を実現しています。従来のキャリーハンドルは支柱が2本ですが、サムソナイトでは機能性を保ちつつ軽量化できるモノチューブハンドルを採用しています。(ライトロックトほか)
一般にハードスーツケースは耐久性がある反面、ソフトスーツケースよりも重いという特徴があります。サムソナイト製品は、同じ容量(ℓ)クラスで比較した場合、ハードスーツケースがソフトスーツケースと同等の軽量さ、もしくはハードスーツケースの方がソフトスーツケースよりも軽量な製品もあります。
サムソナイトのハードスーツケースは非常に軽量なため、ソフトスーツケースと同等の軽量さ、もしくはそれ以上の軽量性を誇ります。
サムソナイトのスーツケースは種類によって保証期間が異なりますが、人気のコスモライトやライトショックの保証期間は長期10年保証なので安心です。
(保証内容には「通常使用による摩耗」「空港職員等による運搬中の破損」といったものは含まれません)
サムソナイトのスーツケースは、ハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプでは、シーライト(コスモライト後継機)、ライトボックスといった製品が人気です。デザイン重視ならシーライト、実用性重視(容量面)ならライトボックスがおすすめ。ソフトタイプでは、同ブランドの中でも最軽量級のアイレアがおすすめです。