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2023/11/11 更新

アメリカ旅行に必須? TSAロックとは

「スーツケースには施錠をしたい、でも空港職員は中身の厳重チェックを行いたい」といった要望を満たすために作られたのがTSAロックです。
目次
  • TSAロックとは
  • TSAロックの種類
  • TSAロックの使い方(ダイヤルロック)
  • ハワイ、グアム、サイパンなどの離島もアメリカ領
  • 鍵を掛けずに預けるのであれば、TSAロックである必要はない
  • TSAロック まとめ

TSAロックとは

TSAロックとは、TSA(アメリカ運輸保安局)が認可している特殊施錠(ロック)のことです。

TSAロック

TSAロックは私たちがロックを掛けたまま空港に預けても、マスターキーを持っている空港職員が手荷物の中身をチェックできる仕組みになっています。TSAロックには図のような赤い菱形のロゴマークが付いています(Travel Sentry社製)。他にも赤い松明(Safe Skies社製)のロゴマークが付いたTSAロックもあります。

Travel Sentry ロゴ

TSAロックが生まれた背景

2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ以降、アメリカでは空港における手荷物検査が非常に厳しくなりました。持ち込まれる手荷物に爆発物などの危険物がないか厳重なチェック体制を敷いているため、スーツケースなどの手荷物には施錠(ロック)を掛けずに預けるよう求められています。

本人立ち会いのない受託手荷物(お預け手荷物)の場合

空港職員には施錠を破壊することが認められているため、もし施錠をしたまま預けてしまうと鍵ごと破壊されて戻ってきます(笑)。施錠された手荷物に対する破壊は正当な行為であるため、これに関する補償やクレーム、賠償といったものは一切認められません。

「スーツケースには施錠をしたい、でも空港職員は中身の厳重チェックを行いたい」

こういった要望を満たすために作られたのがTSAロックです。

TSAロックの種類

TSAロックの種類は、施錠タイプによっていくつかあります。

施錠機構
  • シリンダーロック
  • ダイヤルロック
  • カードロック

シリンダーロックは鍵穴に鍵を差し込んで回して使用するタイプです。ダイヤルロックは数桁の暗証番号を自分で設定してロックするタイプです。その他カードキーによるタイプもありますが、スーツケースに使用されているTSAロックはシリンダーロック単体式、シリンダーロック+ダイヤルロック式のものが多いです。

シリンダーロックとダイヤルロック

TSAロックの使い方(ダイヤルロック)

TSAロックの基本的な使い方や、空港職員の手荷物検査について。

3桁の暗証番号を自分で設定して施錠する

ダイヤルロック式のTSAロックでは、3桁の暗証番号を自分で設定して施錠します。

TSAロック 3桁の暗証番号設定

上画像のように3桁の数字がダイヤル式で回せる仕組みになっており、ダイヤルを左右にずらしながら自分の好きな番号を決めて設定していきます。新たな数字設定の際には、ロック解除ボタンやリセットボタンを一度押してから設定することになります。細かな手順はスーツケースメーカーによって若干異なりますが、基本的な仕組みは同じです。手順を間違えると、自分の分からない番号でそのまま設定されてしまうこともあるので注意しましょう。

ちなみに製品出荷時のパスワード初期設定は「0,0,0」で設定されている場合が多いです。

空港職員によるマスターキー開錠

TSAロックは、空港職員が持っているマスターキーで開錠することができます。

TSAロック マスターキー鍵穴

上画像の右側にある鍵穴が、マスターキー用の鍵穴になります。「TSA002」と記されているのは、TSAロックのキー種類になります。年々数字が増えているようですが、現在のところ「TSA001~TSA011」まで確認されています。

空港職員は「TSA001~TSA011」までのマスターキーを持っており、乗客の手荷物チェックの際には、TSAロックのキー種類に合ったマスターキーを差し込んで中身のチェックを行います。空港職員によるTSAロック手荷物の中身検査が行われた場合、それを通知する旨の紙がスーツケースの中に入っています。

TSAロック検査通知

中身のチェックが終われば、再び施錠された状態で手元に戻ってきます。

ハワイ、グアム、サイパンなどの離島もアメリカ領

TSAロック付きのスーツケースはアメリカ旅行に行く場合には便利ですが、ヨーロッパその他の地域ではTSAロックである必要はありません。ただし、アメリカ合衆国にはアメリカ領と呼ばれる地域が存在しているので注意が必要です。アメリカ領はアメリカ本土以外にも、ハワイ、グアム、サイパンといった離島も含まれます。これらの地域でも同様に厳重な手荷物検査が行われているため、TSAロック付きのスーツケースが必要になってきます。

離島(アメリカ領)
  • ハワイ
  • グアム
  • サイパン
  • アラスカ ほかアメリカ領
離島

鍵を掛けずに預けるのであれば、TSAロックである必要はない

「アメリカ旅行に行くには絶対にTSAロックでなきゃダメ」という訳ではなく、あくまで目的は空港職員が円滑に手荷物検査できることです。TSAロックではない鍵付きのスーツケースであっても、空港に預ける際に鍵を掛けさえしなければ全く問題ないということです。

そもそも空港に預ける受託手荷物には貴重品は入れないのが常識であり、貴重品や自分の見ていない場所で物色されたくない物品については、機内持ち込み手荷物として手元に置いておけば良いです。

ただ、最近のスーツケースはTSAロックが標準的に付いているので、TSAロックが付いていないことで悩むケースはあまりないと思いますが。

「TSA付きのスーツケースではなけど、鍵を掛けておかないと空港内の乱雑な扱いで中身が飛び出ないか心配」という人向けに、TSAロック付きのスーツケースベルトなんかもあります。

TSAロック付き スーツケースベルト
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TSAロック まとめ

  • アメリカでは2001年の9.11テロ以降、厳重な手荷物検査を実施しており、空港で手荷物を預ける際には鍵を掛けないように求められている。
  • TSAロックは空港職員がマスターキーを持っているため、施錠して預けても手荷物チェックができる。
  • 厳重な手荷物チェックはアメリカ本土に加え、ハワイ、グアム、サイパンなどでも同様。
  • 鍵を掛けずに預けるのであれば、TSAロックである必要はない。
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