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2023/11/11 更新

スーツケースの種類 ハードタイプとソフトタイプ

スーツケースにはボディ素材によってハードタイプとソフトタイプに分けられます。購入時にどちらのタイプを選択すればよいか、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく紹介します。
目次
  • ハードタイプとソフトタイプ
  • それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較
  • ハードスーツケースには、ファスナー開閉式とフレーム開閉式がある
  • スーツケースと強度・耐久性

ハードタイプとソフトタイプ

スーツケースはそのボディ素材によって「ハードタイプ」「ソフトタイプ」の2つに分類されます。

ボディ素材にはポリカーボネート、ABS樹脂、アルミニウム合金、ナイロン、革など様々な種類があります。ハードタイプの場合、ポリカーボネートに代表される合成樹脂やアルミニウム合金、木材等で加工がされています。ハードタイプは耐久性・気密性が高く、外からの衝撃に対して内部を保護してくれる利点があります。ただし、ポリカーボネート素材などはベコベコと押し凹ませることができるので、内部保護といってもボディ素材によっては「傷が付かないように保護してくれる器」程度のものも存在します。割れ物や精密機器を運ぶ場合には、それ相応のキャリーケースを選ぶ必要があります。

ハードタイプ

一方ソフトタイプの場合、ナイロンに代表される合成繊維素材で加工がされています。ソフトタイプは軽量感があり、また布素材特有の伸縮性によって内部の収納自由度が増すといった利点があります。身軽な軽旅行向きなので、海外バックパッカーなどには人気です。ナイフなどの鋭利な刃物で破きやすい、ファスナーは簡単に壊すことができるなど、防犯面での弱さもあります。

ソフトタイプ

それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較

スーツケースを購入する際には、ハードタイプとソフトタイプのどちらを選ぶかで迷う方も多いと思います。スーツケースのハードタイプとソフトタイプについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しました。

ハードタイプの特徴

ハードタイプ
利点
  • 強度や耐久性に優れているため外からの衝撃に強く、また中の荷物が壊れにくい。
  • 防水性に富み、突然の雨でも中の荷物が保護される。
  • 強度のある素材でスーツケース全体を形成できるため、防犯性が高い。
  • 収納部分が両開きのため、パッキング(荷造り)がしやすい。どこに何があるのかを確認しやすい。
  • カラーバリエーションが多いので、空港内でも見分けやすい。
欠点
  • 一般にソフトスーツケースよりも重い。
  • 長年使い込むと表面のデコボコ傷などが増える。(見た目の問題)
  • 荷物の取り出しが面倒。中身を確認する際に場所を取ります。また、外側のポケットもありません。(フロントオープン式を除く

強度・耐久性・防犯性に優れており、安心して荷物を運びたい人にピッタリなのがハードタイプのスーツケースです。ハードタイプは「重い」というイメージがありますが、近年では軽量性と耐久性の両方を備えたポリカーボネート製のハードスーツケースが主流となっています。ポリカーボネートはガラス並の透明性とABS樹脂よりも数倍の強度を誇る合成樹脂素材として、現代のハードスーツケースに広く利用されています。カラーバリエーションも豊富なため、見た目がオシャレなモデルも多くあります。

  • 多少重くてもいいから、頑丈さや中身の保護・安心感を重視したい人。
  • 特徴あるスーツケースを持ちたい人、ハードスーツケースに憧れがある人。
  • 両開きによる荷造りの簡潔さを求める人。

ソフトタイプの特徴

ソフトタイプ
利点
  • 軽量感があり、一般にハードスーツケースよりも軽い。
  • 柔らかい素材なので伸縮性があり、内部の収納自由度が増す。(無理やり押し込める)
  • 外側にポケットが付いているため、観光ガイドブックなどすぐに取り出したい荷物の収納に便利。
  • 片開きのため、奥行きのある物やかさばる荷物を収納するのに楽。ハードタイプの両開きが苦手という人向け。
欠点
  • ナイフなどによりボディ素材が破けてしまうこともあるため、耐久性や防犯面で課題がある。
  • 雨に弱く、繊維素材を透過してスーツケースの中まで浸水してしまうことがある。
  • 汚れが染み込みやすく、使い込むと汚れが目立つようになる。

軽量感や機能性の面で優れているのがソフトタイプのスーツケースです。ボディ素材にはナイロンが使用されているものが主流です。合成繊維であるナイロンは軽量感があり、耐摩耗性といった耐久性にも優れているのが特徴です。外側にポケットが多く付いているため、ペットボトルや観光ガイドブックなどすぐに取り出したい荷物を収納するのに便利です。またソフトタイプは軽量のため、キャスターへの負担も小さく壊れにくい傾向にあります。

  • 軽量感や持ち運びの自由度を重視したい人。
  • とにかく気軽に旅行を楽しみたい人。
  • 奥行きのある大きな荷物を運ぶ予定のある人。

ハードスーツケースには、ファスナー開閉式とフレーム開閉式がある

ハード+フレーム式 ハード+ファスナー式 ソフト
外観
フレーム式ハードスーツケース
ファスナー式ハードスーツケース
ソフトスーツケース
重量
耐久性
柔軟性
防犯性
耐水性

ハードタイプのスーツケースには、ファスナー開閉式とフレーム開閉式の2種類があります。

スーツケースと強度・耐久性

一般に強度・耐久性を求めると重量が大きくなります。そのため、スーツケースに耐久性を求めすぎると軽量感や持ち運びやすさが損なわれて旅の負担になってしまうこともあります。

スーツケースと強度・耐久性

旅の目的やスタイルは人によって様々なので、その時の旅のスタイルに合わせてスーツケースもハードタイプ・ソフトタイプを使い分けるのが賢い選択です。理想はハードタイプ・ソフトタイプ両方のスーツケースを所有していることですが、初めて海外旅行に行く場合にはどちらを優先して購入したらいいか迷いますよね。

気軽に海外旅行を楽しみたいのであれば、ソフトタイプのスーツケースでも全く問題がないと思います。ただ、人によって旅行シーンが異なるため、双方の利点・欠点を比較して自分の旅行スタイルに合ったスーツケースを選ぶようにしましょう。

ちなみに日本人はハードスーツケースを選ぶ人が多く、外国人はソフトスーツケースを選ぶ人が多いようです。この辺にも国民性が出ていて面白いですね。

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