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スーツケースのキャスターの選び方 2輪タイプと4輪タイプ

キャスターの数は大きく分けて2輪タイプと4輪タイプがあります。8輪タイプもありますが、数え方の問題です。2輪タイプと4輪タイプについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを以下にまとめました。
  • キャスターとは
  • キャスターの選び方
  • キャスターの数
  • ホイールの口径
  • ホイールの構造(シングルホイール、マルチホイール)
  • 静音性
  • キャスターが壊れた場合は?

キャスターとは

キャスターとは、スーツケースの下部に取り付けられている車輪のことです。キャスターが付いていることで、スーツケースを持ち上げることなく引きずって移動することができるようになります。特に荷物の多い長期滞在では、キャスター付きのスーツケースは欠かすことができません。

キャスター

キャスター数と重量 2輪・4輪(・8輪)

スーツケースにはハードスーツケースとソフトスーツケースがありますが、いずれのスーツケースにもキャスターが標準的に取り付けられています。重量が大きく丈夫な造りのハードスーツケースには4輪タイプが多く、軽量性や手軽さを求めるソフトスーツケースには2輪タイプが多く見られます。

キャスター 4輪 キャスター 2輪

車輪2つがワンセットとなったマルチホイール形式の場合、足が4本あれば8輪タイプということになりますが、この辺は数え方の問題な気がします。本体に加わる力学的な荷重は、4輪タイプとさほど変わらないように思います。

キャスターの選び方

スーツケースのキャスターの選び方でポイントとなるのは以下です。

  • キャスターの数
  • ホイールの口径
  • ホイールの構造(シングルホイール、マルチホイール)
  • 静音性

キャスターはスーツケースの部品で一番消耗が激しい部分です。1万円を切るような価格の安いスーツケースの場合、キャスター部分の部品も安価に作られている(ことも多い)ため、有名ブランドのそれと比べて壊れやすい傾向にあります。破損を防ぐには安物のスーツケースではなく、ある程度販売実績のある有名ブランドのスーツケースを購入するのが望ましいです。

有名ブランドであれば、HINOMOTO(株式会社 日乃本錠前)など高品質な部品メーカーのキャスターを採用していたり、コストを掛けて研究開発した独自キャスターを使用している場合が多いです。

キャスターの数

キャスターの数は大きく分けて2輪タイプと4輪タイプがあります。重量があるハードスーツケースは4輪タイプに設計されている場合が多いです。2輪タイプと4輪タイプについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを以下にまとめました。

2輪タイプの特徴

キャスター 2輪タイプ
構造
  • 車輪が半分ボディに埋め込まれているタイプが多い。
  • 回転軸が固定されてるタイプが多い。(車輪の軸が固定されている)
キャスター 2輪
利点
  • 耐久性がある。車輪が半分ボディに埋め込まれているタイプが多く、外部衝撃に対して強い。
  • 安定性がある。車輪軸が固定されているため、進行方向に対して安定した移動ができる(左右のブレが少ない)。また、電車内などで立てておく際にも2輪の方が安定します。
  • 段差や悪路に強い。ヨーロッパは凸凹の石畳が多いですが、段差や起伏の激しい道路、舗装されていない悪路でも安定した移動ができます。
  • 4輪に比べて音が静か。スーツケースを引きずると「ゴロゴロ」と音がしますが、2輪の方が車輪数が少なく、また車輪軸も固定されているので音が静かです。
欠点
  • 小回りが効かない。車輪軸が固定されているので進行方向に対しては安定しますが、方向転換は円を描くように回るため、人混みでの移動や狭い通路を移動する際には若干不便に思うケースがあるかもしれません。
  • 斜めに引く体勢を取るので、長時間の徒歩移動は腕に負担が掛かります。また、後方にスーツケースを引いて移動する場合、防犯や後ろの歩行者に注意する必要があります。

2輪タイプの特徴としては、構造的に壊れにくい点、段差や悪路に強い点などが挙げられます。車輪軸が固定されているため直線方向に対しては左右のブレが少なく安定して移動できますが、小回りが効きにくいという欠点もあります。基本的に斜めに引く体勢で移動します。

  • 舗装されていない悪路、凸凹など段差が多い道を長時間移動する予定の人。
  • 軽装で旅行する予定の人。2輪タイプのスーツケースは容量が軽いものが多く、あまり多くの荷物を運ぶ設計にはなっていません。2輪ソフトスーツケースは身軽な旅行を予定している人にはピッタリです。

4輪タイプの特徴

キャスター 4輪タイプ
構造
  • 車輪がボディから露出しているタイプが多い。
  • 回転軸が360°回転するタイプが多い。(車輪の軸が固定されていない)
キャスター 4輪
利点
  • 車輪が360°回転するため、小回りが利く。
  • 改札など狭い場所を通過するのがスムーズ。また、混雑する場所でも手元で扱いやすい特徴があります。
  • 腕に掛かる負担が少ないので疲れにくい。
  • 舗装された平坦な道を移動するのは4輪タイプの方が楽。
欠点
  • 2輪タイプよりも壊れやすい。4輪の方が部品が多いため、相対的に壊れやすくなります。また、車輪がボディから露出しているため、2輪タイプよりも外部衝撃に弱いです。
  • 勝手に動いてしまう。揺れの激しい電車内、傾斜のある場所などではキャスターが勝手に動いてしまうため手で抑えておく必要があります。こういった移動を防ぐため、キャスターにストッパーが付いてるタイプもあります。

4輪タイプの特徴としては、小回りが効いて扱いやすい点、舗装された平坦な道路を移動しやすい点などが挙げられます。空港内やホテル内での移動は4輪タイプの方が楽です。また、人混みや改札など狭い場所を通過するのにも適しています。

  • 舗装された観光都市や、人混みの多い都市部を中心に旅行する予定の人。
  • 荷物の多い人。容量が多く設計されているスーツケースは、本体をしっかり支える4輪タイプのものが多いです。
  • 旅行初心者の人。4輪タイプはとにかく小回りが効きやすいので、初めての海外旅行などでもストレスなく移動できます。

ホイールの口径

ホイールの口径によってキャスターの性能に差が出るといわれています。

ホイール

以前はホイールの小さいタイプが多かったですが、近年では大口径ホイールも増えてきています。大口径ホイールの特徴としては、段差に強い・摩耗しにくいといった点が挙げられます。口径が大きいほど段差に対して踏ん張りが利くようになるので、溝や石畳の凸凹にも有利に働きます。

スーツケース選びを大きく左右するほどのポイントではありませんが、一般に大口径ホイールの方が利点が大きいということだけ理解しておくと良いかと思います。

ホイールの構造(シングルホイール、マルチホイール)

ホイールの構造にはシングルホイール、マルチホイール(二重構造)の2種類があります。マルチホイールについては、ダブルホイール、デュアルキャスターなどとも呼ばれています。

マルチホイール(ダブルホイール)

マルチホイールはリモワが採用しているので有名ですが、近年ではマルチホイールのスーツケースも増えてきています。マルチホイールの特徴としては、回転自由度が上がり安定性が増すといった点が挙げられます。また、シングルホイールに比べて路面との接地面積を抑えられるので、滑らかな走行ができる構造になっています。4輪タイプのものをマルチホイールにして、4×2で8輪タイプと呼んだりもしますが、個人的には4輪タイプの派生モデルと考えています。

そこまで明確な差は生まれないので、スーツケース選びを左右させるほど重要な要素ではないと思います。

静音性

キャスターはゴロゴロと音がします。昼間であればそこまで気になりませんが、夜間では旅行者のスーツケースから出るゴロゴロ音が騒音問題になったりもします。こういったキャスター音を抑える静音キャスターにはHINOMOTO(株式会社 日乃本錠前)のグリスパックキャスターが有名です。

キャスターが壊れた場合は?

キャスターはスーツケースの加重をモロに受ける箇所なので、長く使用していたり段差の多い悪路などを移動していると壊れてしまうことがあります。スーツケースの部品で一番壊れやすい箇所かもしれません。特に価格の安いスーツケースはキャスター部分も安物で作られているので、摩耗や衝撃に弱くあっさり壊れてしまうこともあります。

スーツケースのキャスターが破損してしまった場合の修理方法については、下記リンクを参照してください。

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