スーツケースを選んでいると「インナーフラット」「アウターフラット」という言葉を目にする機会があるかもしれません。これらの違いは「内装構造がフラット(平坦)か否か」という点になります。
スーツケースには伸縮式のキャリーハンドルが付属しています。この伸縮式キャリーハンドルは2本ないし1本のハンドルバーで構成されており、ハンドルバーが格納される部分には凹凸が生じます。この凹凸に仕切り板を添えて内装をフラット(平坦)にするか、凹凸をそのままにするかによって、内装構造に違いが生まれてくるのです。
インナーフラットは文字通り内装構造がフラット(平坦)な状態で、構造の違いから大きく2種類のタイプがあります。
内装構造に凹凸がある状態。ハンドルバー格納部分を内部に設けることで、スーツケース外側に出っ張りが生じない(外側がフラット)。反面、内装にはハンドルバー格納部分の凹凸が生じます。
最近では「インナーフラット」「アウターフラット」という言葉自体はあまり目にしなくなったように思います。スーツケースの外観については、ハンドルバーが外側に出っ張っていないモデルをよく見かけます。つまり、ハンドルバー格納部分の凹凸に仕切り板を添えているタイプのインナーフラットか、アウターフラットかという選択になります。外観で判断することは難しく、内装を(剥がして)見てみないとインナーフラットかアウターフラットか分からないと思います。
どちらが良いのかについては個人差がありますが、私個人の意見としては収納スペースが大きいアウターフラットが良いのではと思います。内ポケットやベルトなど内装が充実している場合、アウターフラットでも気になりません。
要するに、そこまでスーツケース購入を左右するような問題でもないと個人的には思います。
スーツケース購入の際、「インナーフラットだから買う」「インナーフラットだから買わない」なんて判断している人はあまり居ないのではないでしょうか。