私たちがスーツケースを選ぶ基準のひとつに、「機内持ち込みサイズに対応しているか」「受託手荷物サイズに対応しているか」といったサイズ面における基準があります。
機内持ち込みサイズ | 受託手荷物サイズ |
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こういった基準がスーツケース購入の動機を作っている面も大きく、有名メーカーや戦略的メーカーは「機内持ち込みサイズ」や「受託手荷物サイズ」を徹底意識してスーツケース製造を行っている印象です。
スーツケースで個性を出そうとしても、結局「軽量性」「大容量」「機内持ち込みサイズ」「受託手荷物サイズ」といった基準で購入しているユーザーが多いので、ここに焦点を置いて製造した方が売れる可能性が高まります。
有名メーカーが送り出しているスーツケース規格を見ていると、「機内持ち込みサイズギリギリに設計されたモデル」「あえて機内持ち込みサイズから少しオーバーさせ、差別化や個性を出している」といったように、メーカー側の製造意図が見えてきて結構面白いです。
中には逆に「何であと1㎝頑張って縮めなかったんだろう」と疑問に思うようなスーツケース(メーカー)もあり、メーカー側があまりサイズを意識していないのか、それとも何か別の意図があるのか、いろいろと疑問に思うことも時にあります。
私が「サイズ意識が高い=製品開発を徹底している」と思ったメーカー(ブランド)を簡単に紹介します。あくまで私が気づいた範囲なので、他にもそういったメーカーは存在すると思います。
スーツケースサイズに徹底的にこだわっているので、容量至上主義、軽量性至上主義的な側面も持ち合わせていると言えるかもしれません。特にサムソナイト、ヒデオワカマツ辺りはそんな印象を受けます。
容量 | 36(ℓ) |
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重量 | 1.7(㎏) |
外寸(高×幅×奥) | 55×40×20(㎝) |
外寸合計 | 115(㎝) |
「コスモライト」シリーズの機内持ち込み対応サイズ。重量は驚異の1.7(㎏)を実現。極限まで軽さを追及し開発されたモデルになります。貝殻(シェル)ボディと特許技術「Curv®」を使用し、軽量性と優れた耐久性を持っています。
容量 | 42(ℓ) |
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重量 | 3.0(㎏) |
外寸(高×幅×奥) | 50×40×25(㎝) |
外寸合計 | 115(㎝) |
機内持ち込みサイズで最大容量を目指したモデル。外寸は機内持ち込みサイズで最大容量となる組み合わせの「50×40×25」。弁当箱型で突起物が少なく、まさに最大容量をとことん追求した設計になっています。