スーツケース選びで最重要視されるのが「軽量性」です。スーツケースは「容器」に過ぎないので、重たい容器よりも軽い容器の方が一般に好まれます。
また、各航空会社には手荷物の重量制限が設定されています。スーツケースの重量は絶対に掛かってしまう重さなので、単純に軽量スーツケースであるほど多くの手荷物を運べる換算になります。
プロカメラマンがカメラ等精密機器を運ぶ場合は別ですが、一般の海外旅行で衣類等の手荷物を運ぶ場合には、軽量性とある程度の耐久性・耐水性が備わったスーツケースを選べば問題ありません。
などについてまとめました。私がスーツケース選びをしている時も、「どのくらいだっけか?」と分からなくなってしまうので、個人的メモも兼ねて。
条件として、機内持ち込みサイズ対応のスーツケースで、軽量かつ大容量モデルの容量比(㎏/ℓ)を調べていきたいと思います。
容量比が小さいほど、軽量性が高いといえます。
スーツケースには、ボディ素材によってハードタイプとソフトタイプがありますが、一般にハードタイプの方がソフトタイプよりも重い素材が使われています。
ハード+フレーム式 | ハード+ファスナー式 | ソフト | |
---|---|---|---|
外観 |
|
|
|
重量 | △ | ○ | ◎ |
耐久性 | ◎ | ◎ | ○ |
柔軟性 | △ | ○ | ◎ |
防犯性 | ◎ | ○ | △ |
耐水性 | ◎ | ○ | △ |
またハードタイプには、ファスナー式とフレーム式がありますが、ファスナー式よりもフレーム式の方が重い傾向にあります。
モデル | 容量(ℓ) | 重量(㎏) | 容量比(㎏/ℓ) |
---|---|---|---|
サムソナイト シーライト スピナー55 |
42(最大) | 2.1 | 0.050 |
ロンカート We Are 5953 |
37 | 2.0 | 0.054 |
プロテカ トリアクシス 2 02481 |
37 | 2.2 | 0.059 |
ヒデオワカマツ マックスキャビンEX |
48(最大) | 3.0 | 0.062 |
アメリカンツーリスター キュリオ スピナー55 EXP |
42(最大) | 2.8 | 0.066 |
バーマス ヘリテージⅡ No.60530(ファスナー式) |
37 | 2.8 | 0.075 |
エース ファーニットZ フィンタジア 05321 |
40 | 3.3 | 0.082 |
プロテカ マックスパス3 |
42 | 3.6 | 0.085 |
比較しているのは私が機内持ち込みスーツケースとしておすすめしているモデルになります。これらのモデルは業界でもかなり軽量性が高いモデルなので、おおよそこのくらいの容量比であれば「軽量性が高い」と判断して良いと思います。(容量比が小さいほど軽量性が高い)
軽量ハードスーツケースのボディ素材には、ポリカーボネートなどの合成樹脂を用いるのが一般的です。アルミニウム合金製は重いです。
一般にハードタイプよりも軽く仕上げることができるため、軽量性の基準が高い。
モデル | 容量(ℓ) | 重量(㎏) | 容量比(㎏/ℓ) |
---|---|---|---|
サムソナイト アイレア |
43.5 | 1.8 | 0.041 |
プロテカ エセリア (12943) |
29 | 1.5 | 0.051 |
アメリカンツーリスター アップライト 4.0 スピナー55 EXP |
40(最大) | 2.1 | 0.052 |
プロテカ マックスパス ソフト3 (12837) |
42 | 2.4 | 0.057 |
ビクトリノックス クロスライト 612418 |
39 | 2.9 | 0.074 |
こちらも同様に、おおよそこのくらいの容量比であれば「軽量性が高い」と判断して良いと思います。
これらの基準値が活躍する場は限定されると思いますが、メモ程度にご利用ください!