飛行機を利用して海外旅行に行く際には、パスポートや衣類といった手荷物を航空会社に運送してもらうことになります。航空会社における手荷物の分類には、機内持ち込み手荷物と受託手荷物(お預け手荷物)の2種類があります。
機内持ち込み手荷物とは、文字通り航空機内に持ち込んで手元に置いておくことのできる手荷物を指します。頭上ロッカーや座席下に収納スペースがあるので、そこに置いて携行することになります。機内持ち込み手荷物には、パスポート・現金・クレジットカード等の貴重品や常備薬などを持ち込むことができます。
機内持ち込み手荷物には数量・重量・サイズ制限があります。各搭乗クラスに応じて無料手荷物許容量が定められており、一定量までは無料で預けることができますが、規定を超える場合には超過手荷物料金が発生します。これについては以下にまとめているので参照してください。
受託手荷物(お預け手荷物)とは、空港カウンターで預けてしまう手荷物のことで、航空機内の貨物室に保管されて輸送されます。受託手荷物には貴重品以外の衣類・タオルといった日用品などを入れます。預けた受託手荷物は、到着空港のターンテーブルで受け取ることができます。ナイフ・ハサミ・包丁といった刃物、ゴルフクラブなどは凶器となり得るため機内に持ち込むことはできませんが、受託手荷物として貨物室に預けるのであれば海外へ持ち出すことができます。
受託手荷物にも同様に数量・重量・サイズ制限があります。各搭乗クラスに応じて無料手荷物許容量が定められており、一定量までは無料で預けることができますが、規定を超える場合には超過手荷物料金が発生します。これについては以下にまとめているので参照してください。
化粧品など液体物はパッケージしなければならない、引火性のスプレーを持ち込めない、鋭利な刃物や凶器類を持ち込めないなど、機内に持ち込むことのできる手荷物には様々な制限があります。また、刃物やゴルフクラブのように、機内に持ち込むことはできなくても「受託手荷物」とすることで海外に持ち出せるものもあります。